【S16】【最終288位/レート1963】ブラッキーの願い事 〜タスキ黒バド構築〜
初めまして、りゅうです。
初の最終3桁達成記念&自分用の振り返り目的として、初めて構築記事を書いてみます。
構築の経緯
黒バドレックスというポケモン
前期S15にて、スカーフを持たせて黒バドをカモる狙いのポケモンが構築に組み込まれていることをよく目にした。
など。
黒バドの良いところ
黒バドの悪いところ
- 主要タイプの悪・ゴーストが4倍弱点のため、不慮の事故で呆気なく沈む恐れあり
- 悪タイプにやることがない
- 普通の型だとノーマルタイプもきつい(終盤ポリゴン2が増加して辛かった)(やどみが食べ残しサイコショック型なら有利取れる認識)
- ミミッキュのかげうちで縛られる
- ダイジェットアタッカーに対してはダイマしないと負ける
上記の悪いところのうち、一番上の「不慮の事故」にヒヤヒヤしながら扱うのを嫌い、タスキ型で使ってみることに。
構築の軸
(HB型にしても結局ザシアンやウーラオスにあらがえないのでHD型のブラッキー。)
黒バドレックス
上記考察の通りタスキ黒バドレックス。
この2体できついのが、
なので物理受けクッションとして優秀なHB型ゴツメランドロスを採用。
このままだとランドロスの負担が大きい&ウーラオスが水ラオスだった場合かなりきついので、ランドロスに似た役割のポケモンとしてhAb型チョッキマリルリも採用。
以上4体を軸として構築スタート。
補完枠
中盤~終盤にかけてポリゴン2やシャドボ持ちラッキー・ハピナスのような黒バドメタポケモンが増加してきつくなってきたため、これらに役割を持てる
かつ
ジバコイルをHB鉄壁ボディプレ型で採用。
副産物として、特性を磁力とすることでムゲンダイナの受けループに組み込まれる鋼・飛行ポケモンを確実に持っていくことができた。
ゴリランダー
かつ
やっぱりカプ・レヒレに出てきてほしくないので、剣舞ゴリランダーを採用。
最後の一枠はシーズン終わるまで固まりきらなかった。
個体紹介
ブラッキー
持ち物:食べ残し
性格:慎重
特性:精神力
数値:H202(252)-A85(0)-B131(4)-x-D200(252+)-S85(0)
技:願い事/イカサマ/欠伸/守る
シーズン中盤までは、ヒヒダルマやランドロスなど、物理ATポケモン相手にもある程度強気に動かせるようにB142(92), D188(166+)の個体を使用していたが、珠サンダーのダイジェットに対して後出しから2耐えして欠伸で流したい気持ちの方が強くなってきたので結局Dにぶっぱした。
また、特性も途中まではシンクロで使ってみていたが、よく状態異常を撒いてくるサンダー、ドヒドイデ、ムゲンダイナ、ラッキーに対しては結局無意味で、ヒヒダルマのつらら落としひるみに怯える怖さをなくしたい気持ちの方が勝ったので精神力に戻した。
ヌオー、カイオーガに対してはシンクロが活きた場面もあった。
サンダーに対して比較的安定して相手できるのがブラッキーしかいなかったので、必然的に選出率が高かった。サンダーいたらほぼほぼ選出していた。
逆に、ブラッキーの苦手なポケモンが多いのにサンダーがいるからという理由だけで選出させられることもあったので、それはこの構築の欠陥の一つだと思った。
立ち回りのコツ
- 欠伸よりも、願い事を積極的に押すことを心掛ける
- ウーラオスに無償降臨(≒イカサマ受け)されないように気を付ける
- 欠伸の入ったサンダーのボルチェンを恐れない(ボルチェンに合わせて守るを押してサンダーが寝ても、実はそこまで嬉しくない)
- ここぞの時はブラッキーのダイアークをお見舞いしておやりなさい
感想
- ウーラオス、イカサマが全然入らないし守るも効かないので本当につらい。。。
- とんぼ持ちウーラオスは涙が出てくる
- てか、とんぼ返りが抜群で入るのやめてくれ。
- 味方を願い事で回復させてあげられた時はとても嬉しい
- ここぞの守る合わせが成功するとブラッキー使いを実感する
- ブラッキーは色違いも良いけど、微差で通常色派(黒と黄色がかっこいい)
- ブラッキーに運ゲで強引に勝とうとしてくるサンダー図々しすぎる
- ブラッキーがダイマックスしたときはほぼ毎回写真撮ってた
選出率1位(ブラッキーの選出率が高いとポケモンやっていて楽しいです。)
黒バドレックス
持ち物:きあいのタスキ
性格:臆病
特性:人馬一体
数値:H175(0)-x-B101(4)-C217(252)-D120(0)-S222(252+)
誰と対面しても怯えずに戦えるタスキ黒バド。
また、HP満タン勝負の対面ザシアンに負けることはない。
悪ウーラオス対面時、引けないときはリフストで9割ほど削ってタスキで耐えて、倒される覚悟で鬼火を入れるという最低限の仕事ができて強かった。
また、ウーラオスが削れているときは、不意打ち択を考慮する必要なく攻撃技を押して迷わず倒しにいける点が使いやすかった。
物理ATに鬼火をいれることで、ブラッキーで相手できるようになるので、鬼火はブラッキーとの相性が良いと思う。
また、メタモン対策も兼ねて、ブラッキーで勝てるようにドレインキッスを入れない技構成とした。C+1ダイフェアリーがあると削れたブラッキーを後出しするのが怖い。終盤メタモンほとんどいなかったけど。
初手バドvs悪ラオス対面時、
後述のゴツメランドロスとの組み合わせで、
ブラッキー引き(暗黒強打受け)
→とんぼ返り(ランドロス暗黒強打受け)→バド着地(ウーラオスはリフスト圏内)
や
ブラッキー引き(暗黒強打受け)
→ブラッキー引き(暗黒強打受け)
→バド引き(インファイト透かし)
のような綱渡り的な動きでなんとか相手をすることもあった。(こっち1回も技選択していない間に相手4回も行動してるんだが???)
(それくらいウーラオスきついです。。。)
カイオーガ対面もスカーフをおそれず何か技を打って削る。ダイマされても2回削れる。
すると雨潮吹きをブラッキーが耐えるようになるので試合運びが少し楽になる。
というのもタスキの良さだった。
感想
- この型だと結局ラッキーやポリ2に勝てないのでムゲンダイナ意識でサイコショックでなくサイコキネシスの方が良かったかも。
- バンギ引き安定に見える場面では裏のバンギが確定していなくてもリフストを押すことも多かった。リフストを1度食らわした後の再びの有利対面では、リフストでなく目の前のポケモンに通る技を押すことが多かった。(相手はバンギに交換しづらいはず)
- 終盤のポリ2増加に泣きました。
- タスキなので、バンギの砂がとても嫌だった。
- タスキだとダイマを渋りがちになるのでそこは反省したい。タスキでもダイマすべきな局面とかをちゃんと把握したい。
選出率2位
ランドロス
持ち物:ゴツゴツメット
性格:腕白
特性:威嚇
数値:H196(252)-A166(4)-B156(252+)-x-D100(0)-S111(0)
技:地震/とんぼ返り/岩石封じ/ステスルロック
対物理の優秀なクッション、タイプが優秀、ということで無難に使いやすかった。
相手視点、AS型のアタッカーも警戒しなければならないので、それも偉い。
例えば、カバルドンは吹き飛ばしてくれるから地震やステルスロックを無料で撃てる。
Aが無振りでも実数値166 あるので地震がそこそこ入る。
また、同速ランドに対しては下からとんぼしたいのでSには努力値を振らなかった。
ただ、そうするとS-1の最速サンダーを抜けないのが難点だった。
ウーラオスのタスキ削りや、ザシアンを黒バドのアストラルビット圏内に入れることを目的にゴツメを持たせた。
ザシアンに対しては、ゴツメ+ダイアースでほぼ確実に落とせるので自分で突破できるルートもあり、偉かった。
ガマゲロゲ、水ラオス、マリルリなどの水タイプの物理アタッカーを相手にすることができないので、物理受けとして他のポケモンを採用してランドロスはAS型とかHA型とかで空を飛ぶを入れることも検討したこともあった。可能性を感じたので、型は改良の余地があるかもしれない。
また、サイクルが必要だと感じた相手に対しては、ランドロスのステロとブラッキーのあくびで頑張ってサイクル有利に運ぶ動きを目指すこともあった。それが上手く決まった試合は大体勝てた。
ステロ撒くタイミングとブラッキーの余裕のある対面を作れるかどうかがカギ。
ザシアン軸相手にはほぼ毎回選出した。
選出率3位 or 4位
マリルリ
持ち物:突撃チョッキ
性格:意地っ張り
特性:力持ち
数値:H191(124)-A112(252+)-B116(124)-x-D101(4)-S71(4)
マリちゃん可愛い。可愛くてつおい。ただ相手パーティにいるとブラッキーが怯えちゃうのでやめてほしい。
イベルタルやカイオーガに強くなるためチョッキは有用だが、イベルタルが物理型であったり、ウーラオス、エースバーン、ランドロスなどの物理ATの相手をすることもあったりするので、物理耐久もつけておく必要があったため、上記の調整とした。
両ウーラオスに強いのが偉かった。
マリちゃんはダイマすることが一番多く、HP量が大事なので扱いは大切に。
そのため、ウーラオスに対して後出しするのはあまりしたくない。
相手の交換読みに合わせてウーラオス対面を作るか、ブラッキーで願い事しておいてマリちゃん降臨させるか、ということを意識していた。
ゼルネアス、イベルタル、カイオーガ軸に対してはほぼ100%選出していた。
瓦割りと馬鹿力はどちらが良いかわからない。
あと、あまり見なかったがホワイトキュレムにも滅法強いので偉い。
選出率3位 or 4位
ジバコイル
持ち物:オボンの実
性格:図太い
特性:磁力
数値:H177(252)-x-B177(204+)-C153(20)-D111(4)-S84(28)
技:10万ボルト/ラスターカノン/鉄壁/ボディプレス
補完枠として凄まじい仕事量をしてくれた。割と自慢の調整のジバコイル。
C: 無振りミミッキュが化けの皮ダメ込みで確定1
S: S15の1000位以内構築のバンギラスのS実数値を全部調べ上げ、大体高くて84だったので、大体のバンギの上を取れるように実数値84。ポリ2、テッカグヤなど他の遅い60族も大体抜けていると思って使っていた。
ポリミミウーラ等のいるザシアン軸にはバドレックス無しで勝てるようにする必要があったが、このジバコイルがなんとかしてくれた。バドレックスがいないとザシアン軸への勝利難易度は上がってしまうが、無理やりバドレックスを出すよりは勝率を上げてくれたと思う。
ポリレヒレミミッキュ等の並びに対してはジバコイルが役割集中を受ける形になってしまうのできつかった。(ミミッキュ相手用のランドロスも出しにくいし、主軸のブラッキーも出しにくいため。)
ジバコ採用前はザシアン受けがランドロスだけだったが、インファに気をつければジバコイルも受けられることに気づき、だいぶ助かった。
もともと、鋼飛行を処理するための磁力だったが、ダイマすればインファがあっても勝てるザシアンをも逃がさないので、その意味でも磁力が結構役に立った。
最終日にバ○ビーさんがYouTubeで取り上げてて冷や汗ものだった。
ポリ2を役割対象とはいえ、ポリ2対面で鉄壁を積むと大体逃げられてしまうので結局ポリ2がきつかった。あのオマルちゃんどうすればいいの……。
ダイスチルでB上昇させておいてダイマ明けのボディプレスは通りやすかったのでそれで何とかできることはまぁまぁあった。
選出率5位
ゴリランダー
持ち物:命の珠
性格:意地っ張り
特性:グラスメイカー
数値:H199(188)-A194(252+)-B111(4)-x-D91(4)-S113(60)
技:グラススライダー/はたき落とす/10万馬力/剣の舞
H: 珠ダメ最小の10n-1
S: よくわからんけど最速サンダーS-1抜きあたり
最後の1ピースは納得いくものを埋めることができなかった。
ジバコの個体紹介であった、軸で重い並びであるポリレヒレミミッキュに対してさらに厚くするためにはゴリランダーは良い采配と言えた。
一方で、サンダーにさらに弱くなる、エースバーンにも弱くなることの懸念も強く、
そもそも他の適したポケモンはいないか、ゴリランダーの型を工夫して全対応できないか、等、かなり思考を巡らせたが、タイムオーバーとなってしまった。
考えすぎて、まさかのグラススライダーを抜いてドラムアタックを採用して使っていた時もあった。
珠エースバーンとか珠ランドロスとかがきつくてギャラドスとの入れ替えもしていた。
この枠のポケモンを上手く使いこなせたらもう少しレートを上げられた気もする。
因みにカイオーガ軸に対しては、大体バドブラマリルリでなんとかできていたので、敢えてゴリランダーを出さなくてもよかった。
カイオーガを役割対象に調整したわけではないことと、相手もカイオーガ軸ならゴリランダーに対するルートは考え抜かれているだろうと思い、選出をためらっていた。
選出率6位
総括
ブラッキーを一番多く選出できたと思うのが何より良かったです。
お気に入りのポケモンで、使っていて一番楽しいです。
ウーラオスはかっこいいし正面突破の正統派だからまぁいいけど、カプ・レヒレは本当に嫌い。あと、ドヒドイデ、ナットレイ、麻痺らせてくるヤツ。。。
今シーズンは、麻痺のせいでブラッキーで思った通りのゲームコントールができなくなるのが一番ストレスだったかな。
今シーズンは、事前にポケファンの構築記事を結構読んだり、相手のパーティによって立ち回りをシミュレーションしたりと、ポケモンに多く時間を割いたシーズンだったこともあり、
自分の最高順位・最高レートを更新することができて大方満足です。
次の目標は、
長期目標:レート2000
短期長期目標:毎シーズン最終3桁順位
としてやっていこうと思います。
Twitter: @umbreon_umbreon